神田川【南こうせつとかぐや姫】
シングルとして販売されたのは、1973年。男性の帰りを待ちわびる女性の心を歌ったもので、楽しかった過去の思い出にすがるせつなさが注目を集めて、大ヒット曲となりました。
メロディーもしんみりとしているし、歌声もすごく物悲しくて、そこも話題になったんです。
南こうせつとかぐや姫の歌の中では一番人気が出て、シングルは100万枚以上も売れたのです。
歌詞の内容は、作詞家の学生時代の恋がベースになっているのだけれど、この神田川の人気から、作詞家の自叙伝的な映画も制作されたくらいなのです。
そして神田川は、販売から40年以上経過した現代でも、人気が高いですね。
せつなさだけでなく、昭和時代の生活に関する描写も多くて、そこがノスタルジックな雰囲気を愛する人たちに評価されているようです。
昭和時代を再現したドラマやドキュメンタリーなどのBGMとして使われることも多いですね。
また神田川という川は実在して、その川のほとりには、この神田川の歌詞を刻んだ石碑が設置させています。
神田川の歌を愛する人や、昭和時代を懐かしむ人たちから親しまれて、地元の名所となっているようですね。