ジャパニーズポップスの草分け的な存在である荒木一郎
中高年世代にとって、荒木一郎は作詞作曲をする歌手として知られているんですよ。
誰でも歌いやすいメロディでありながら、独特の叙情を醸し出すジャパニーズポップスの草分け的存在なんです。
ヒット曲もたくさんあって、「空に星があるように」や「いとしのマックス」や「今夜は踊ろう」などは今聴いても心に沁みてくる名曲揃いです。
実力のほどは「空に星があるように」が第8回日本レコード大賞新人賞を受賞していることでも納得できますね。
ここ何年かは芸能界から姿を消していますが、また最近は小さなライブ活動などをやりはじめています。
音楽以外にもテレビドラマや映画の出演も多く、1966年には東映の作品「893愚連隊」での演技で新人男優賞をもらっているんです。
その他にも癖のある人物を演じて評判を取り、大脚本家の倉本聰の作品「たとえば、愛」にも出演して強烈なイメージを視聴者に残しているんです。
母親が名女優の荒木道子なので、役者としてうまいのは血統かもしれません。またマジック評論家という肩書きももっており、趣味の将棋は4段の腕前なんです。
荒木一郎は本当の意味の多彩な能力を持ったアーチストで、中高年世代には永遠のポップスシンガーとしての記憶が今でも脳裏に刻まれているんです。
何とかもう一度歌手として活躍してほしいですね。